旧作、暮れ残りを書き直しましたので、以外、投稿しておきます。 『暮れ残り』 夏の暮れ残りというものは幻想だった。体温も匂いもない群青の色が浮遊感を抱いて山の背にぼんやりと漂っている。一滴絵の具を垂らした色水のように頭の中に広がって、窒素や酸…
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